お年寄りの熱中症を防ぐには

梅雨明けしてからの夏の季節。気分的には爽やかですが、熱中症が増える季節でもあります。熱中症の防止策として基本的なものは、水分をこまめに取る、外では帽子をかぶり風通しのよい服装をする、作業やスポーツなどの活動は休憩を取りながら無理をしないなどです。

しかし、最近は特に体力的には衰えているお年寄りの熱中症が増えています。そこで特に高齢者の方が気をつけなければならない点を三つ上げてみたいと思います。

先ず、自分の体力を過信しないことです。特に今まで健康だった方や体力に自信のある方は要注意です。人間の身体は歳とともに基礎体力が落ちてきますから、昔は何でもなかったからと考えてしまうと間違いの元となってしまいます。

そして農業を行なっている方は、特に注意が必要です。サラリーマンと違って定年が無いため、歳をとったという実感が感じられないこと、農作業では時期による作業がほぼ決まっていますので暑くても作業を行なってしまうことなどで、農作業中の熱中症事故が多く報告されています。

 次は環境の変化です。日本の年平均気温は100年単位で1度強上昇しているという調査がありますが、1990年以降は平均を上回る年が大幅に増加しており、地面が少なく風通しが良くない都会では気温の上昇が著しくなっています。昔の夏はこうして涼んだ、ということは通用しなくなっていることが多いのです。

 最後は、節電に惑わされないことです。無駄な電気を省くことは重要ですが、エアコンや扇風機を切っての節電は意味がありません。昨年、屋内での熱中症が増えてしまいました。これは節電を勧める報道が行き過ぎていたためと考えられます。無理をしてエアコンなどを使わないことで体調を悪くしては元も子もありません。

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