食事とスポーツドリンクで熱中症から身を守ろう

身近で起きた悲劇

7月に入りました。本格的な夏の到来です。今年もまた、熱中症で倒れる、亡くなる方が大勢でてくるでしょう。

今回は、「熱中症対策」をテーマに取り上げますが、これは筆者にとってある事情があるのです。筆者は、昨年、父親変わりだった叔父を熱中症で亡くしました。

話は、2010年の夏にさかのぼります。その年は観測史上最高といわれるほどの猛暑でした。筆者と叔父は同じ家には同居していませんでしたが、歩いて10秒ほどのほとんど同じ家といえるぐらいのところに住んでいました。もちろん、夕食などはいつも一緒でした。

父を失くした筆者は、70歳を過ぎても独身で子供のいない叔父を父のように思っていました。多分、叔父も筆者のことを子供のように思っていてくれたと思っています。

その叔父はすでに定年退職していたので、毎日、家にいました。ところが、エアコンは嫌だと扇風機しか使っていませんでした。しかし、前述したようにその年は記録的な猛暑でした。筆者も家族もエアコンを付けるように説得しましたが、本人はどうしても嫌がっていました。

そして、ある時期から叔父はほとんど食事をしなくなりました。また、あれだけ好きだった晩酌もほとんどしなくなりました。心配した家族は、毎晩筆者に叔父の様子を見にいくように指示しました。

夜、様子を見に行って生存確認できるとホッとしたものです。しかし、叔父の体はこの時、すでにかなり衰弱していたのです。夏が過ぎ、秋が来て、冬になっても叔父の食欲は回復しませんでした。

そして、昨年の3月肺炎で突然逝きました。医者が言うにはこの程度の肺炎ではほとんどなくなることはない、しかし、叔父の場合、あまりにも体が衰弱していたので助からなかった、ということでした。

つまり、原因は夏の熱中症にあったのです。

暑さ自体が強烈なストレスになる

熱中症の場合、みなさんもご存知だと思いますが、長時間暑さにさらされることによって、体の水分がどんどん失われていき、体の機能が衰えることによって倒れてしまったり、最悪の場合、亡くなったりします。

ただ、それだけではなく、暑さ自体が強烈なストレスになり、食欲がなくなったり、心臓に負担がかかったりし、特にお年を召した方には危険なのです。

また、水分(汗)といっしょに塩分やカリウム等の身体に必要な物もどんどん失われていきます。

ですから、本当はこういうときこと、食事を多く取り、栄養を補給しなければならないのですが、食欲がなくなるため、悪循環になってしまうのです。

たしかに、夏は食欲がなくなります。しかし、無理してでも食べましょう。喉を通り易い食事に、栄養価の高い食材を混ぜで、食べる等してみてはいかがでしょうか。

水分と塩分等を同時に摂取しよう

熱中症対策は、なるべく涼しい所にいることが、一番です。また、帽子をかぶり直射日光を避ける等の対策もあります。
これらに加えて、ただのミネラルウォーターではなく、スポーツドリンクをかかさず摂取するようにしてどうでしょう。

スポーツドリンクには、もちろん水分、そして塩分、カリウム等も含まれています。また、手軽に携帯もできます。
昔の肉体労働者は、塩を舐めながら仕事をしたと聞きます。いまでは、スポーツドリンクがあるので、これを活用して、これらからやってくる猛暑を乗り切りましょう。

最後に、筆者はなぜ、叔父が夏に弱っていた時に無理矢理にでも病院に連れて行き、点滴を打ってもらうなどの処置をしなかったのか、今でも悔やまれてなりません。特に、年配のご家族がいる方はこれらからの季節、特に気を配る必要があると思います。

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