熱中症治療、頭痛はどうすればいい?自分でできる、家庭でできる5つのこと

毎年、春から夏にかけて気温が上がってくる頃には、必ずといっていいほど、熱中症で何人病院に搬送されたというニュースを耳にするようになりました。

自覚症状として、ふらふらして立っていられないなどの症状が現れれば、直ちに病院で点滴をうけなければと危機感も湧きますが、「この頭痛、熱中症かな?」という程度の場合、病院に行くほどでもないので自分で対処しようと考える方は多いと思います。

しかし、熱中症としての頭痛の症状というのは実は、もはや初期段階ではありません。

熱中症の進行度合と症状

のどの渇き・食欲減退があれば、体重の2%程度の水分が喪失しているというサインです。

つまり、のどが渇いていて、食欲がないというだけで、もう脱水の初期ということです。

のどの渇きを自覚するまえに、こまめな水分補給を。といわれるのはこのためです。

体重の4%の水分が喪失している状態が、軽度とされる状態です。

この時には、 
・のどがとても渇く
・食欲不振
・めまい。吐き気
・くちびるが乾燥する
・尿の現象
・頭痛
などの自覚症状が出てきます。

次に、重度になると  
・強い喉の渇き
・脱力感
・眠気
・強い頭痛
・嘔吐
・意識障害 
が現れます。
こうなるともう、自分ではうまく動けず救急搬送という事態になり、自力の対処ではうまく水分補給も出来なくなり、点滴をうけることになります。

この状態では、体内から体重の6%もの水分が失われています。

ここで考えて欲しいのは、「頭痛」という症状が出ている状態では、もはや「熱中症予防」ではなく、速やかな対処が必要だという事です。

「この頭痛、熱中症かも」と思ったら、一刻の早い対処をこころがけましょう。

その1 水分補給

熱中症の対処は、1も2もなく水分補給です。

しかし、この水分補給にはコツがあって、大量に水分を飲めば良いというわけではありません。

汗と一緒にナトリウムが失われている場合、失われた分のナトリウムも一緒に補給しなければ、血液が薄くなってしまい危険です。

そして、身体はこの危険を回避するため、血液中の水分を排出して、血液濃度を元に戻そうとします。

すると、喉の渇きはおさまり、水分をとりたくなくなるばかりか、尿としてせっかくとった水分も排出されてしまいます。

いっこうに脱水状態が解消しないことになります。

スポーツ飲料で水分を補給するか、塩と一緒に水分をとりましょう。

その2 冷やす

身体が熱いと感じたら、冷やして熱を冷ましましょう。

本来ならば、汗をかいて体温が自然に下がるのですが、熱中症の場合には脱水をおこしていて、うまく汗が出ず、体温を下げられない状態になっているか、汗腺がうまく機能しないために体温調節ができずに、熱中症をおこしていることが考えられます。

大きな血管が通っている脇の下、足の付け根などを中心に冷やして、身体の熱を冷ましましょう。

これだけで、軽い頭痛であれば良くなるでしょう。

その3 休養

そもそも、普段から夏バテ気味の場合に、熱中症にかかりやすくなります。

涼しくして、水分を補給しながら、十分が休養をとりましょう。

その4 頭痛薬に頼らない

頭がいたいからといって、頭痛薬を飲んではいけません。

熱中症が原因の頭痛の場合には、水分を十分に補給できて、熱を冷ますことが出来れば、症状は自然と治まってきます。

確かに、頭痛薬は、痛みを抑えて、さらに体温を下げるお薬です。

しかし、熱中症により体温調節機能がトラブルをおこす恐れのあるときに、無理やり中枢神経に働き体温を下げるお薬を服用することはしてはいけません。

その5 食べ物で熱を冷ます

ナトリウムはじめ電解質を補ったあとは、熱を冷ます食べ物を食べて、速やかに身体の熱をとりましょう。

豆腐やキュウリ、レタス、スイカなどが、熱を冷ますのに役立ちます。

牛乳は、のどの渇きを潤し、血液量を増やすことにも役立ちます。

暑い時の頭痛

暑い季節の頭痛は、エアコンの効いた部屋から急に暑い屋外に出た時、または反対に暑い屋外からエアコンの効いた冷えた部屋にはいった時などにもおこります。

暑い時に頭痛が起こりやすい人は、運動をすると頭痛がするなど、頭痛のおこるパターンが決まっていることも多いのです。

この場合の頭痛の多くは、暑さや運動で、急激に脳の血管が太くなり、神経を刺激することでおこります。

温度変化をおさえるような工夫をしてみましょう。

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